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御祈念櫓

本丸の北東隅に位置しており、鬼門封じのために建立された二層の櫓です。
棟札によって現在の建物は万延元年(1860)10月に竣工したことが判明しており、鬼門鎮護所として僧徒が交代で詰めたといわれています。

大正中期に北九州八幡西区の大正寺の境内に観音堂として移築され、その後昭和58年(1983)福岡城内の現在の位置に再移築がなされました。

大正初期の移築前に撮影されたと推定される古写真と現在の建物を比較すると外観や規模が異なっており、大正寺への移築の際に大幅な改変を受けたものと推測されています。

(あるいはこの建物自体、城内の別の櫓ではないかとする説もあります。)

旧状の櫓の壁は白漆喰で、二層目の窓は花頭窓(かとうまど)であったことが写真から判明しています。

花頭窓(かとうまど): 窓枠の頭部が灯明を思わせる曲線のため「火灯窓」とも表記されます。

<県指定文化財>

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MAP_御祈念櫓の位置
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