母里太兵衛邸長屋門
三の丸西側の城内を南北に縦断する車道沿いで、横長の建物が母里太兵衛邸長屋門です。
黒田二十四騎の1人に数えられ、智勇兼備の武将とうたわれる母里太兵衛友信は、
博多民謡「黒田節」のモデル(主人公)になっており、豊臣秀吉の家臣であった福島正則から酒で名槍「日本号」を飲みとった、という豪快なエピソードが残っています。
藩主・黒田長政が筑前に入国した後は、
6つの支城の1つ大隈城(現・福岡県嘉麻市)の城主となりました。
母里太兵衛の当時の屋敷は今の天神2丁目にあり、この長屋門もそこに構えられていましたが、
昭和31年に県の文化財に指定され、同40年に現在の場所に移築されました。
<県指定文化財>
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