潮見櫓
三の丸北西側で、下の橋大手門の脇に建つ櫓です。
本来の潮見櫓の位置は現在の位置とは異なり、300mほど西側で三の丸北西隅に建てられていたといいます。
潮見櫓は博多湾内や玄界灘を監視する海上防衛の役割を担っていたほか、
その名が示すとおり潮の満ち干きや潮流なども監視していたといわれています。
また、近年の調査により、 現在「(伝) 潮見櫓 」と表記されているこの建物は、本来の潮見櫓ではなく、城内の別の櫓(太鼓櫓)であると考えられています。
本来の潮見櫓は、明治の中期、三の丸南西隅にあった「花見櫓」と共に博多区千代の崇福寺に移設され、平成3年まで仏殿として利用されてきました。
現在はその潮見櫓・花見櫓共に城内への移設復元を待ちながら、解体保管されているそうです。
<県指定文化財>
(クリックすると拡大表示され、矢印キーで移動します)